私の偏見

 10代の頃にはもう自分をゲイだと認識していた私は、この世の色々な差別を無くしたいとか言ってましたね。無邪気でしたね。

 自分たちは〇〇だから差別されていると言う人々が、気に入らない相手を差別的な言葉で中傷しながら排除しようとする様子を間近で見て、私は「大人」に期待しすぎていたことを知りました。

 言葉の中には、私が属する括りに対するものも含まれていたのです。近くで聞きながら私は一体何を考えていたでしょうか。

 今では私はすっかり〇〇に対し中々の偏見を抱くようになってしまいました。負の連鎖でしょうか。せめて外では表に出さないよう気をつけたいです。