性の目覚め

 幼少期、特撮とかアニメとかの男の悪役にさらわれたい願望がありました。

 さらわれてどうなるのかというと、何だかんだあって悪役と幸せに暮らすという・・・・・・。

 そんな恥ずかしい妄想を「ホモ」という言葉だけで可笑しいという年齢まで抱えながら、自分は「ホモ」ではないと思ってました。

 やがてエロと妄想が融合し、自分がゲイであると自覚するようになったのです。

 しかし悪役って魅力的だったんですよね。黒っぽい衣装とか、目つきの悪さとか、襲ってくる感じとか。

 因みに現在私はヒーローものに対する特殊性癖は持ってません。